固定価格買取制度とは

固定価格買取制度(FIT法)とは、再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が定められた期間、一定価格で、電力会社が必ず買い取ってくれる制度です。
その際の売値(価格)は一定期間ずっと同じ(固定)であるため、固定価格買取制度という名前になっています。
この制度は、再生可能エネルギーの導入を促進し、普及させると共に発電設備等の大量生産によるコスト削減を図ることを目的としています。

FIT制度における買取価格・賦課金単価

 

電源規模2018年度2019年度2020年度
陸上風力発電全規模20円+税19円+税18円+税
陸上風力発電
(リプレース)
17円+税16円+税16円+税

リプレースとは、寿命を迎える風車の建て替えを促していこうという考えです。
出典:経済産業省 

 

 誰が売電価格を決めるのか

太陽光発電・バイオマス・風力発電など再生可能エネルギー源の種別や、大型・小型などの規模、設置形態に応じて関係大臣 (農林水産大臣、国土交通大臣、環境大臣、消費者問題担当大臣)に協議や意見聴取を行うとともに、調達価格等算定委員会〔外部サイト〕の意見を聴き、経済産業大臣が決定します。

 どのように決められるのか

売電価格は”効率的に事業を実施した案件の水準を採用するため、最新期の1,000kW以上のシステム費用(設置費用)の中央値を採用し、翌年度の買取価格(売電価格)を決定”とあります。

FIT(固定価格買取制度)が定める売電価格とは、原則として「初期費用を回収できるように」設定されるものです。 つまり、売電価格が下がったことは、風力発電の初期費用が安くなったことを意味します。 初期費用が高すぎて断念していた方には朗報です!